ジャンル |
地唄・箏曲 明治新曲 |
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作曲者 | 菊崎勾当 |
調弦 | 箏:一上り中空調子 |
唄 |
一 民草も をのがわざわざ とりどりに 花咲匂ふ 御代ぞめでたき 二 幾千代も 色は変らぬ 相生の 松に仇風 よしや吹くとも 三 教え草 正しくたちて 賊が家の 庭にも磨く 玉はありける |
訳詞 |
1.人民の各自それぞれめいめいの仕事に花が咲き匂うように栄える御代はめでたいことである 2.幾千代も色の変らない中睦まじい相生の松に、たとえあだをなす風が吹こうとも動くことはない 3.正しく教えれば、賤しい者の家庭にも、鍛錬して光の出る玉のように立派になる者もある |
補足 |
明治新曲。 『六段の調』の打合せ曲。三首の和歌の間に手事をはさむ。前弾の後、六段に対応。 |