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春の朝
[ハルノアシタ]

ジャンル 地唄・箏曲
その他
作曲者
作詞 上原真佐喜
調弦 箏:平調子
三絃:二上り
  [前弾]

  霞にむせび香にまよふ、

  [合の手]

  鳥もうたへば蝶も舞ふ、

  [合の手]

  春のたましひ花となり、光のどけき日に匂ふ、
  やまとしまねの朝ぼらけ、桜にゑまぬ人やある、
  桜に笑まぬ人やある。
訳詞 霞にむせび、香にまようところの鳥もうたえば蝶も舞う。
春の霊は花となり、日の光も長閑に匂うのである。
日本の明け方、桜に微笑まない人はあろうか。いや、そういう人はいない。
補足 春になって万物が目覚める気分をうたった歌。
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