ジャンル |
地唄・箏曲 端唄物 |
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作曲者 | 戸川勾当 |
調弦 | 三絃: 三下り |
唄 |
たかさごや、このうら船に帆をあげて、 月もろともにいで汐の、波のあはぢの島かげや、 とほくなるをの沖すぎて、はやすみの江に着きにけり、 はやすみの江につきにけり。 |
訳詞 | 高砂で、この浦に浮んだ船に帆を上げて、月とともにさして来る満ち潮の波の淡路の島かげを通って、遠くなる鳴尾の沖を過ぎて、早くも住之江に着いた。早くも住之江に着いた。 |
補足 |
三下り端唄。謡物。祝儀曲。 謡曲『高砂』の後段のワキの待謡の部分をそのまま借用して歌詞としたもの。 『新撰詞曲よしの山』に詞章初出。 『新高砂』の原曲。 |