ジャンル |
地唄・箏曲 山田流 |
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作曲者 | 四世山木千賀 |
調弦 |
箏:平調子 三絃:二上り |
唄 |
天地のあらむかぎり、月日のてらさむかぎり、 敷島の倭の国はうごきなく、 ただ一すぢに神代より、すみわたりつつ五十鈴川、 流れたえせずかしこしと、人々たたへ尊しと、 [合の手] 人びとあふぎ日の本の、みいつはげにも有難き、 [合の手] 君は千代ませ八千代ませ、やちよの後もかぎりなく、 栄ゆく御代こそ久しけれ、栄ゆく御代こそひさしけれ。 |
訳詞 |
天地のある限り、月日の照らす限り、日本の国は動きなく、ただ皇統一系にして神代からすみわたりつつ、五十鈴川の流れは絶えずして、畏れ多いと人々は賞め申し、尊い方と人民は仰ぎ、日本の天皇の御威光は本当に有難いことである。 君は千代も八千代も限りなく栄えていらせられませ。 栄え行く御代は久しいことであり、栄えゆく御代は久しいことであるよ。 |
補足 |
山田流箏曲。 皇統は連綿として五十鈴川の流れとともに尽きない栄える御代をたたえた歌。 |